研究会

意味のメカニズムを読む

Decoding
The
Mechanism
of
Meaning

by ARAKAWA and GINS

An essay to establish
a new visual language grammer

発表趣旨

Introduction

『意味のメカニズム』は
単なる芸術論や意味論ではない。
アラカワとギンズの試みは、
ものの配置や色、
形といった
視覚情報と言語の組み合わせで
成立している
日常の情報伝達システムを、
より構造的に解明し、
視覚的に整理することだった。

2人は、視覚と聴覚を欠くヘレン・ケラーの
存在を強く意識している。
この作品は、最初の発表以来、
タブロー、書籍、版画と形式を変えつつ
内容を進化させてきたが、
まだ完全ではない。

私たちは、アラカワ+ギンズの提言を、
従来の言語学の枠を超えた
情報伝達論として整理し、
必要な加除を行って
一歩でも完成に近づけたい。

開催概要

Schedule

日時= 2024年8月 31 日(土) 19 時− 2030

会場= ZOOM オンライン開催

参加= 無料・事前申込制(定員 20 名)

参加を希望する方は下記より申込をお願いします。
追って参加用のURLをお知らせいたします。
どなたでもお気軽にご参加ください。

※ 下記よりアーカイブ配信をご覧いただけます。

進行予定

Time table

挨拶

19:00〜

本間桃世(荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所, Reversible Destiny Foundation 代表)

program 1

19:15〜19:45

題 目= 問題の提起:『意味のメカニズム』-視覚言語体系への試み
発表者= 森田恒之(国立民族学博物館名誉教授)
概 要= 晴眼者と失明者では空間理解の方法が全く違っている。これがアラカワ+ギンズの「ものの見方、見せ方」の出発点である。晴眼者はふだん見なれた内容を当たり前と信じている。失明者には別の論理がある。その差を意識しないと両者の意思疎通には齟齬が生じる。『意味のメカニズム』を読み解きながらそのことを確認したい。
題 目=

問題の提起 『意味のメカニズム』-視覚言語体系への試み

発表者=

森田恒之(国立民族学博物館名誉教授)

program 2

19:50〜20:20

題 目= これまでの研究:『意味のメカニズム』を読む(1)(2)
発表者= 須貝旭(美術作家)
概 要= 本研究は、荒川とギンズの提言をもとに、個人の判断に依存してきた視覚による伝達方法に法則性を求めようとする試みである。絵画表現を通じて人間が 「感じた」ことをどこまで表現できるか、あるいは、二次元平面の表現は「どの程度の精度」で作者の意図が正しく伝わるか、過去の優れた絵画作品の例とともに探求する。
題 目=

これまでの研究 『意味のメカニズム』を読む(1)(2)

発表者=

須貝旭(美術作家)

質疑応答

〜20:30

作品

Works
© 2016 Reversible Destiny Foundation. Reproduced with permission of the Reversible Destiny Foundation.

作者

Artists

荒川 修作(1936−2010) 愛知県名古屋市生まれ
マドリン・ギンズ(1941−2014) ニューヨーク市生まれ

1961年に渡米した荒川はマドリン・ギンズとニューヨークを拠点に共同制作を開始。60年代よりドイツをはじめ世界中で個展を開催し、1970年のヴェネツィア・ビエンナーレでは日本代表として《意味のメカニズム》を発表。

マドリン・ギンズと荒川修作、1972年(提供:荒川+ギンズ東京事務所)

企画

Organized by

主催『意味のメカニズム』を読む会

共催荒川修作+マドリン・ギンズ東京事務所

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